DataRobotでフィールドサポートエンジニアをしています小川です。
DataRobotはAPIからモデリングや予測などの操作を行うことができます。今回そのAPIのバージョン2.7がリリースされました。
今回のリリースは現在app.datarobot.com(クラウド版DataRobot)をご利用の皆様に影響します。
クラウド版をご利用の方でPythonユーザーの方は
pip install datarobot
をpipが利用可能なコマンドラインから実施することによって最新のPython 2.7 API クライアントをインストール可能です。ドキュメントはこちらから確認可能です。
Rユーザーの方は
install.packages("datarobot")
よりR 2.7 APIクライアントをインストール可能です。(2017年9月11日時点ではR 2.7 APIクライアントはCRANの投稿プロセス中のためまだ利用できません)
API 2.7によって、
- リフトチャートのデータ出力
- ROCカーブのデータ出力
- ワードクラウドのデータ出力
- スコアリングコードJARアーカイブ
対応モデルからのスアリングコードのエクスポート
(DataRobot Primeオプションを利用可能なアカウント限定機能)
上記の操作が利用可能になりました。
今回のアップデートによって、リフトチャートやROCカーブの値が一定の値を超えたモデルをピックアップするといったような操作もAPIで自動化することができるようになりました。
執筆者について
小川 幹雄
DataRobot Japan
VP, Japan Applied AI Experts
DataRobot Japan創立期に立ち上げメンバーとして参画。インフラからプロダクトマネジメント業、パートナリング業までDataRobotのビジネスにおけるあらゆる業務を担当し、ビジネス拡大に貢献。その後、金融業界を担当するディレクター兼リードデータサイエンティストとして、金融機関のお客様のAI導入支援からCoE構築支援をリード。2023年より、全てのお客様における価値創出を実現するため、日本のAIエキスパート部門の統括責任者に就任。豊富なAI導入・活用支援のノウハウから公共機関、大学機関における講演も多数担当。2022年より一般社団法人金融データ活用推進協会(FDUA)における企画出版委員会の副委員長に就任。
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